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Manthly Class | DECEMBER 2015

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Cherry cheesecake | アメリカンチェリーのチーズケーキ

ゴールデンウィークが終わりを告げる頃になると店頭にアメリカンチェリーが並び始めます。アメリカンチェリーを見かけるとどうしても食べたくなるのがフランス伝統菓子の「チェリークラフティ」。カスタード生地にチェリーを焼き込むことで、チェリーの甘酸っぱさとみずみずしさがより引き立つお菓子です。チェリークラフティのようにチェリーをもっと楽しめるお菓子をと思い、今回はベイクドチーズケーキに焼き込みました。チーズ生地はできるだけシンプルにして、チェリーを引き立てる配合に。チェリーが生地の中に埋まってしまうと水っぽくなってしまうので、あえてチーズ生地は薄めにしてチェリーが上に顔を出すようにしました。熱の入ったチェリーはより色を増し、濃い真紅色になって華やかに。この季節の手土産にもぴったりのチーズケーキです。

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アメリカンチェリーは日本のさくらんぼよりもひとまわり大きく、果肉がしまっていて日持ちがよいのが特徴でです。甘味が強くて濃厚な味わい、水気も少なく扱いやすいのでお菓子作りに向いている果物のひとつです。旬は5月〜7月。ほとんどがアメリカからの輸入ものですが、品種によっては日本で作られているものも少しあるようです。お菓子に焼き込む時は、竹串などで種を取り除き、粉砂糖とレモン汁ににまぶしておきます。こうして下ごしらえすることで焼き上がりにチェリーが生地になじみます。

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American cherry red wine compote | チェリーの赤ワインコンポート

ダークチェリーやサワーチェリーの瓶詰や缶詰をよくお菓子作りに使います。そのような材料も旬の季節はなるべく手作りしたものを使いたいものです。せっかくのチェリーの季節、今回はレモンの輪切りとシナモンスティックを加えて赤ワイン煮にしました。スパイスと赤ワインの深い香りがアメリカンチェリーを贅沢な味わいに。冷たくひやしてそのままデザートに、タルトやケーキのフィリングにといろいろ楽しめます。

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Cherry Ice Cream | アメリカンチェリーのアイスクリーム

私にとってチェリーのアイスクリームは子供のころの思い出のひとつです。近所に旦那さんがアメリカン人のお宅があり、日本人の奥さんが子供向けに英会話教室を開いてくれていました。楽しみは休憩時間に作ってくれるコーラフロート。いくつかあるアイスを選んでコカコーラに乗せてくれるのです。その時によく食べたのがチェリーのアイスクリーム。外国人向けのスーパーで買ってきたアイスは海外の味がしたのをよく覚えています。 今回はアメリカンチェリーの赤ワインコンポートを使った贅沢バージョン。コンポートシロップを生クリームとメレンゲに合わせた大人の味わいのアイスクリームです。

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